生命保険の保険料、損していませんか?

必要性を考える

多くの人が加入しており、テレビCMなどでも頻繁に見かけるために、「必要性が高いものだ」と意識されやすいのが生命保険ではないでしょうか?
確かにこの生命保険というのは加入していることでメリットが大きいものではありますが、これは、「だれにでも必要な保険」かというと必ずしもそうではありません。
生命保険というのは要するに「死亡時に保険金が支払われる保険」のことを指しています。
すなわち、どうしても自分自身は保険の効果に預かることが出来ないわけです。(健康保険特約などをつけると自分にも効果がありますが、これは生命保険自体の効果ではないため別です)

そのため、特に自分の収入が支えとなっている相手がいないのであれば、生命保険に加入する意味は薄いと言えます。
自分のライフステージやライフスタイルに合わせて必要性が変化するのが生命保険の大きな特徴の一つです。

生命保険の種類

また、生命保険に加入する場合、どのような種類の保険に加入するのかも重要なポイントの一つとなります。
生命保険には、というよりは多くの保険には2つの種類があります。
一つは「掛け捨て保険」と呼ばれるもので、もう一つは「積立保険」と呼ばれるものです。
この2つの性質を理解し、どちらを利用するべきなのかを検討しましょう。

名前の響きからなんとなく良くないもののように見えてしまうのが掛け捨て保険ですが、実はそうでもありません。
掛け捨て保険は名前の通り、保険料は掛け捨てとなり、保険効果が発揮されなかった場合にも返還されることはありません。
しかし、その分費用が安く設定されており、費用対効果に優れていると言えます。
積立効果がない分は自分で貯蓄をすれば問題はないわけです。

対して積立保険は保険効果よりも積立効果の方がメインとなっているものと考えるべきです。
銀行預金などに比べると多少高めの利率が設定されている上に、保険効果も付随している貯蓄だと考えると悪いものではありません。
しかし、利用開始から数年の間に解約をすると元金割れを起こすなどの問題もあります。